今年になって投資を始めた方も多いのではないでしょうか。欲しい株を見つけいざ購入したらどんどん株価が下がってしまい損切り出来なくなってしまって放置ということになっている方もいるかと思います。私自身も3年ほど前に株を購入し始めてて、現在でも塩漬けになっている株もあり、その失敗から失敗した理由と失敗しないようにするにはどうしていけばいいかを解説していきます。
バイオ株や仕手株を購入した
こちらは一度は購入した方もあるのではないかと思う銘柄で、なぜこういう株が難しいかというと値動きの変動が非常に激しいからです。1日でストップ高からストップ安近くまで下がることもありますし、1週間で30%下落することも珍しくありません。このような株は専業のトレーダーがデイトレしている銘柄となるため、株で飯を食っている人と同じ相場で勝負するのは分が悪いかと思います。
もちろん購入してから上がり続けることがありますが、大概の場合、購入したタイミングは仕込み時期が遅く、そのタイミングでプロは売り抜けていることが多いです。板の動きを常に見ておかないと一気に下がる場合もあるので、常に株価を見れないと難しいです。
値動きの激しい株は極力避け、購入する場合は株価をチェックできるような状態で購入する。
なんとなくで購入して、売買のルールを決めずに買ってしまった
これも株を始めた自分にも当てはまることですが、購入した理由を明確にしておかないと同じ失敗を繰り返し行ってしまうことになるので、購入した理由を明確にすることが大切です。ですので、購入してから思ったように動かないのであれば即売ってしまうのがいいでしょう。また値動きの激しさも関係ありますが、例えば、マイナス10%を超えたら売るというルールを決めておくとマイナスを最小限に抑えることが出来ます。
購入した理由を明確にし、売買のルールを決める。
株主優待や配当金狙いで購入した
こちらは株主優待が欲しい、高配当株を購入して安定した配当が欲しいという理由で購入した方も多くおられると思いますが、株主優待は今回のコロナショックで廃止になったり、変更になったりとリスクも多くあります。ここ最近の人気の株主優待で変更になったのはすかいらーくが例です。
100株以上~300株未満で変更前は年2回で合計6000円分の「株主優待カード」をもらえてたが、変更後は年2回で4000円分になって、33%減になりました。500株以上~1000株未満の場合は変更前は年2回で合計3万3000円分の「株主優待カード」がもらえたが、変更後は年2回で1万6000になって51%になってしまいました。この発表から約200円株価が下落しました。
他にもカタログギフトで有名なトラスコ中山は株主優待制度を廃止すると発表があってから約200円株価が下がりました。株主優待目的で持っているから株価は気にしていないと考えるのもありですが、変更や、廃止になった際は大幅に株価が下がるリスクがあります。後廃止する可能性が最も高い優待制度はクオカードです。株主優待が企業と関係のある内容でしたら、なかなか廃止するのは難しいですが、クオカードは企業の仕事内容と全く関係のないことで、コストを削減する際最初に考える手段になります。ですので、クオカード狙いで購入する際は優待廃止の可能性を考えて購入しましょう。
またJTといった高配当はそもそも企業が成熟した会社が多いため、大きな成長が見込めない企業がほとんどで、また、配当性向が高いので、減配する可能性もあります。具体的にJTの株価を見ますと3年前の株価は3900円程度で配当利回りは3.5%でそこそこの配当でしたが、現在は2000円程度に推移しており、配当利回り7%を超えております。配当が欲しいという理由で購入してしまうと配当以上の株価の下落により、大損してしまう可能性がありますので、購入する際はその企業のことは最低限知った上で購入するようにしましょう。
高配当銘柄は、配当金以上に株価が下がることもあるので高利回りの場合は特に注意
株主優待制度は変更、廃止の可能性があるので、企業の財務状況を確認した上で購入すべき
信用取引で余力限度いっぱいに購入する
元金が少ないとどうしても株価が高い株を購入することが出来なく、高い株ほど上下が激しいため信用取引をしてまで、購入する方がいますが、絶対に辞めるべきです。というのも買ったタイミングで上がればいいのですが、仮に上がって売ったとしてもまた同じことを繰り返しているといずれ下がってしまい、追証となってしまいます。買ったタイミングが高値ですと、そこからズルズル下がり続け、損切りもしくは、追証の流れになってしまいます。ですので、信用取引をもし行うのであれば余力限度の30%程にして、損切りのラインを決めてから購入しましょう。後お金を借りているので手数料も長い期間持っているとかかってくるので、短期投資として考えるようにしましょう。
信用取引を行う際は絶対に全力投資は行わない。長期ではなく短期での投資として考える。
以上4つを紹介させて頂きましたが、実はすべて自身の経験を話しており、今後株式をする人が同じ失敗をしないようにして欲しいという気持ちで書きましたので、参考にしてみてください。また資産運用についての記事も書いておりますので良ければそちらも参考にして頂けたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。