こんにちは!としき(@Toshiki_spyd)です。
皆さんはこれだけは頑張ってやったといえることはありますでしょうか??
今回は今までの人生の中で一番大変で限界まで追い込みましたが、達成感が感じられたことを紹介していきたいと思います。
今回は完全に趣味の話になりますのでそれでもいいという方に読んでいただけたらと思います。
チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
それでは早速紹介していきます。
それはウルトラマラソンです。以前のブログでも紹介しました通り、ウルトラマラソンについて実際の体験を踏まえて説明したいと思います。
参加したウルトラマラソンはチャレンジ富士五湖マラソンでした。こちらを知ったきっかけとしては、以前ランニングの交流会に参加した際に、マラソンの話になり、そこで富士五湖を教えて頂いたのがきっかけで、その日のうちに登録してました(笑)
富士五湖というだけあり、山名湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の5つの湖を回ります。
その距離はなんと118キロ!!それを制限時間15時間以内で完走しなければいけません。後100キロと、71キロもありましたが、富士五湖マラソンと言っているのに4つもしくは3つの湖しか回らないのは違うなと思い118キロを選択しました。
富士五湖マラソンHPより
大会日時は2019年4月21日で大会に向けて2018年12月から週5でジムに行きトレーニングを行いました。練習で走ることはあまり好きではないので、月に1,2回しかランニングはしておらず、月間の距離はジムでランニングしたのを合わせても100キロはいってないと思います。
その分体幹トレーニングであったり、下半身のトレーニング、体全体を使ったエクササイズと様々なことを練習の一環として取り入れました。
そして2019年の2月に前哨戦として京都マラソンに参加し、3時間22分51秒で完走できました。その後もトレーニングを繰り返し行いました。
そして待ちに待った日の前日、東京から約3時間かけて河口湖付近の宿を目指しました。昼過ぎに出て、4時くらいに宿につきました。相部屋で予約したのですが、なんと8人の相部屋でした。
部屋には一人しかおらず、参加される方と話をしていると昨年も出られたらしく、完走できなかったので、今年リベンジしに来たと言ってました。
そう話しているうちにご飯を食べたくなり、近くにあったほうとうの店に行きました。ほうとうを食べたことはなかったですがとても具沢山で美味しかったです。こういう地域の名産品を食べれるのは遠征していく際の醍醐味だと思っております。
前日の準備
夜を食べて宿に戻ると何人かきており、過去の参加したマラソンのことや明日のことについてしゃべってました。その後当日のエイドの準備として荷物の整理をしました。当日の持っていく食料はこれだけ準備しました。
これを56キロ地点に置くことができ、持っていく荷物と合わせて準備しました。ちょっと変なものも混ざっておりますが、経験したことのないことをするので、たくさんあればいいかなと思い準備しておりました。
当日はAM2時に会場に行くバスが出るので、21時くらいに消灯となり、すぐには寝れませんでしたが、少しは寝れてAM1時に起きました。
朝はおにぎりを旅館の方が準備して頂き、それとバナナを食べて準備しました。バスに乗り会場に向かいましたが、もちろん真っ暗で湖の近くですのでとても寒かったです。スタート会場にはたくさんの方が来られており、真夜中にたくさんの人が集まるというカオスな状態でした。ちゃんとアナウンサーの方がアナウンスしており、力は入っておりました。
地点 | スタート 富士北麓公園 | 関門① 山中湖交流プラザきらら | 関門② 富士北麓公園上 | 関門③ 足和田出張所 | 関門④ 本栖湖県営駐車場(復路) | 関門⑥ 西湖公民館 | 関門⑦ 富士河口湖 庭園 | フィニッシュ 富士北麓公園 |
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距離 | 0km | 20.5km | 38.6km | 56.4km | 87.0km | 99.1km | 111.8km | 118.5km |
制限時間 | 0時間00分 | 2時間40分 | 5時間00分 | 7時間15分 | 11時間00分 | 12時間30分 | 14時間05分 | 15時間00分 |
こちらが制限時間となっており、それぞれの地点で時間内に通過しなければなりません。
関門④、⑥にどれくらいで入れるかを考えてました。ずっと歩かなかったら大丈夫だろうと思い、一定のペースで走っていこうと思いました。
いよいよウルトラマラソンスタート
スタート時刻はAM4時です。いよいよスタート時間に近づいたときに、これからどうなるのかなと思いながら考えておりましたが、とにかく楽しもうと思ってました。朝の気温は5℃ととても寒かったですが、昼には暑くなるので、厚着はせずに軽く着る程度にしました。ペースについてはキロ6分前後で走ろうと考えていました。
スタートしてからは真っ暗の中を沢山の方が走っててとても不思議な感覚でした。周りで頭にライトをつけている方がいたのでその方の近くで走っておりました。最初の1キロはキロ6分で入れました。これから長いレースの始まりでした。
少しずつ明るくなっていき、しばらく走っていると、そこにはなんと富士山が見えてきました。
この富士山の光景はとても綺麗で壮大でした。昨年山頂まで登ったことがありますが、4月でも雪に覆われてました。
その後少し走っていても気温はまだまだ低くかったのですが、太陽も出てきてちょっと汗が出てきました。それでも気温はそこまで高くはなく涼しく走れました。最初は富士山に見とれておりましたが、少ししたらもう見るのを辞めて、着々と走りました。
大体ペースはキロ6分で走っており、40キロ地点で4時間と思った通りのペースで走れてました。しかしながら、体に少し重さがあり、フルマラソンならもうそろそろゴールだなと思いながら走っておりました。
44キロ地点で軽く食事をとり、5分ほど立ち止まってました。エイドには毎回立ち寄っておりましたが、ここでちょっと休憩しました。先もまだまだ長いので焦らずやっていこうという感じで考えておりました。まだまだ、関門にも余裕があったので、時間は気にはしていませんでした。
そこから走っているとやはり足が重たくなってきたのが実感しました。フルマラソン以上の距離を走っているとどうしても体が悲鳴を上げていました。ですのでペースを少し落としながら走り続けておりました。
56キロすぎのエイドで預けていた荷物を受け取ることができ、ここで一度大きく休憩を取ることにしました。
体が栄養を欲しがっているようで、準備していたものを沢山食べてました。周りを見てもランナーの方は結構疲れている様子が見られました。このエイドで着替えも済まし、10分ほど休憩をしておりました。
天気も良く、暑いなと思うくらいの天気でした。しかし、一度止まってしまったのか、ペースがなかなか上がらず、時々歩いていたのでキロ7分くらいまで落ちてしまい、このままでいくと時間制限ギリギリになってしまうペースでこれはまずいと思思いました。次の関門は75キロ地点で9時間半です。
そこにたまたま、同じくらいのペースで走っていた大学生の人がおり、ちょっと話しながら走ってました。
聞くと愛知から何人かできており、全員で完走したいということで皆で走っていると言ってました。
自分も周りに絶対に完走すると言っており、ここで時間制限でリタイアなんてしたくないと思い、気持ちを切り替えました。そうすると不思議なことにキロ7分のペースが6分半から6分まで上がり、体が軽くなったような感じがしました。
そうしていくと、75キロ地点の関門に到着し、ここでも二度目の荷物を受け取りました。食べたいものを食べて補給をし再度ランニングを再開しました。
75キロで8時間20分と約1時間の猶予があり、次の関門は98キロ地点で12時間25分なので4時間で24キロならもういけると確信しました。
その後はちょっと走っては歩きを繰り返し、ペースは7分前後で地道に走っておりました。走っている途中は次のエイドまでどれくらいかなというのをずっと考えており、後ペースがどれくらいで走れているかなということをずっと考えていました。
そして歩くとが多くなってきてペースは落ちましたが98キロ地点に到着し11時間15分で後20キロ3時間45分使えると思ったらけがをしなければ、歩いていたらいけると思いました。
もうとっくに体は限界にきておりましたので、無理せず歩きながら進んでおりました。このあたりからはキロ7~9分で走っており、半分以上歩いている時もありました。周りの方も同じように進んでは歩きを繰り返しておりました。
ゴールまであと数キロとなったところで、とても急な坂が見えてきました。
とても走る気力はなく、近くにいた人と話しながら進んでいました。この坂最後にあるのはヤバいですよねとか言って話しておりました。話する余裕はあるのですが、体がついてきませんでした。
日も落ちて寒くなってきたころにとうとうゴール地点が見えてきて、ようやくこの長い戦いを終わるんだなと思っているととても満足感と嬉しさがこみ上げてきました。そして念願のゴールのテープを切った瞬間、嬉しくて泣いていました。
時間は14時間5分38秒でした。
半日以上走っており、途中でなんで走っているんだろうと思いながらも、走って、ゴールした瞬間は本当に開放感もありました。完走後豚汁をもらい、着替えて少し休憩しておりましたが、無理していたのでむちゃくちゃ体が痛く、歩くのもやっとって感じでした。
バスが出ておりましたが、そこまでいくのもしんどかったので、タクシーで駅まで行くことにしました。その後はなんとか当日中に家に着くことができ、すぐに休みました。
今大会の種目別の完走率
種目 events | 参加数 registrations | 出走数 entries | 出走率 entry rate | 完走数 finishers | 完走率 finish rate |
FUJI 5LAKES 118km 男子/Men | 969 | 853 | 88.0% | 484 | 56.7% |
FUJI 5LAKES 118km 女子/Women | 112 | 99 | 88.4% | 64 | 64.6% |
FUJI 4LAKES 100km 男子/men | 1,885 | 1,667 | 88.4% | 1,185 | 71.1% |
FUJI 4LAKES 100km 女子/Women | 389 | 357 | 91.8% | 243 | 68.1% |
FUJI 3LAKES 71km 男子/Men | 770 | 676 | 87.8% | 580 | 85.8% |
FUJI 3LAKES 71km 女子/Women | 386 | 333 | 86.3% | 284 | 85.3% |
合計/Total | 4,511 | 3,985 | 88.3% | 2,840 | 71.3% |
私がでたレースの完走率は56.7%で大体半数の人がリタイアしておりました。このレースは思った以上に過酷であったと結果をみて思いました。女性の完走率の方が高かったのはやっぱり女性は長時間の耐久力、精神力が強いなと思います。
71キロは比較的完走率が高かったのは制限時間が11時間あり、ゆっくりのペースでも止まらなかったら完走が出来るからだと思います。
この大会から得たこと
ウルトラマラソン参加し完走して次のことを得ることが出来ました。
・日々の継続することの大切さ
・諦めないでやっていくことの大切さ
・精神面の成長
・走れる環境を作って頂いたことへの感謝
日々のトレーニングをしてなかったら体が動かなくなってたし、途中で走るのを辞めていたらリタイアしてしまってたしそういった上でも、何かあった時のメンタルの強さはウルトラマラソンを完走して得られたことだと思います。
後大会を運営してくれる方がいるからランニングできているととても強く感じられました。本当に感謝しかないです。
1日の内の半分以上をランニングしていたというのはなかなかのことだなと最近また思うようになりました。
皆さんもこういうレースもあり、どんな感じかちょっとでも分かって頂けたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。今のところはこの大会が一番長いレースですが、まだまだチャレンジしたいと思います。